まいまいワークス

主にiPhoneアプリの開発で考えた事、調べた事、感じた事などを記していきます。

CocoaPodsでライブラリのライセンスの表記を自動生成してみた

オープンソースのライブラリの中には使用している旨を明記しなければいけないものがあったりするのですが、これがなかなかめんどくさいのです。
しかしながらCocoaPods自動生成のフローを一度作ってしまえば後はファイルのコピペと少しの書き換え程度で使い回しができそうです。

手順1 Settings.bundleの作成

New File…からSettings.bundleを作成。
同時に生成されるRoot.plistを編集し、Acknowledgements.plistを追加します。

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Root.plistの編集

Preference Itemsの配下にアイテムをひとつ配置して、 以下のように設定する。

type = Child Pane
Title = Acknowledgements
Filename = Acknowledgements

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Acknowledgements.plistを追加

普通にファイルを追加しようとしたのですが、うまくいかなかったので Root.plistあたりを右クリックでShow in Finder
ファインダでRoot.plistを複製してファイル名をAcknowledgements.plistに変更。
中の要素を削除。ってな感じで対処しました。

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Podfileの編集

Podfileに以下を追加します。

post_install do | installer |
require 'fileutils'
FileUtils.cp_r('Pods/Pods-acknowledgements.plist', 'abcde/Settings.bundle/Acknowledgements.plist', :remove_destination => true)

Setting.bundleのパスが下記のようになっている場合のソースです。 'abcde/Settings.bundle/Acknowledgements.plist'の部分はそれぞれの環境によって書き換えてください。

f:id:cccookie:20140328182346p:plain


Setting.bundlePodfileの定型文を一度書いてしまえばあとはコピペで行けそうですね。
pod installを実行して、ビルドするとライセンス表記が自動生成されます。
素晴らしい!

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